玄武岩の柱状節理がねじれまくってる玄武洞

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先日、といってもだいぶ前だが、ブラタモリで放映されて気になっていた玄武洞に行ってみた。

その名称から天然の洞窟を想像するが、これは火成岩の一つである玄武岩を掘り出した採石場跡、つまり人口の洞窟だ。玄武岩は英語ではBasaltというが、日本語の玄武岩は1884年に地質学者によって玄武洞にちなんで命名されたという。ということは、1884年より前は別の呼び名があったはずだが、何と呼んでいたのだろう? 城崎温泉は平安時代にはすでにあったようだ。城崎温泉周辺の河川の護岸にこの岩も使われているが、当時は何という名称だったのだろう? ウェブからは探しきれなかった。

さて、なぜこの一帯に玄武岩が露顕しているか、そしてなぜ六角形の柱状になっているか、これはwikipediaに頼ろう。

約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩溶岩の厚い層が形成された。その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなった。玄武洞の玄武岩はマグマが冷却される際に体積が小さくなることでできる割れ目(節理)が顕著で切り出しやすかったこともあり、これを人々が採掘し、その採掘跡が洞窟として残った。

玄武岩はとくに珍しい岩ではなく、富士山や伊豆大島などは一帯が玄武岩のようだ。兵庫県北部にも休火山だが神鍋火山群がある。

しかしこの柱状節理、ねじれっぷりがすごい。多方面から力が加わったんだろうな。

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自然を愛するジオグラファー、ジオトラベラー。A naturelover, a geotraveller and a bicycle lover.

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