大国主命を祀る出雲大社に到達

出雲大社のご祭神は大国主神(大国主命)。天照大神の孫の瓊瓊杵尊に国を譲って自身は幽界に隠居したという国譲りの物語が記紀にある。これまで聞き流していたが、出雲大社に訪れてみると意味がわかってきた。有力豪族同士の権力争いの物語だったのだな。

出雲大社の社紋は二重亀甲剣花菱。本殿は北の八雲山を背に立ち、周囲を境内社が囲む。神楽殿は西に向き、その先には海を臨む。

神楽殿のしめ縄の大きさは圧巻!

以前訪れた京都亀岡にある出雲大神宮は、これを模したのだと思った。出雲大神宮でも北山を背に本殿があり、西には大堰川(桂川)が流れている。

境内を少し南に行ったところに大国主幸魂奇魂像があった。幸魂(さきみたま)は人々を平和で幸福に導くはたらき、と奇魂(くしみたま)は霊妙なはたらきで物事を成就に導く働きとのこと。

本殿の真後ろに素戔嗚を祀る社があった。素戔嗚尊を良く目にする旅だ。もともと気になる存在ではあるのだが、非常に親近感がわいてきた。私の前の人が素戔嗚尊の本殿の真裏の巨岩の岩肌に触ってお参りしていたので私もそれに倣った。今思うとこれが八雲山だったんだな。

 

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自然を愛するジオグラファー、ジオトラベラー。A naturelover, a geotraveller and a bicycle lover.

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