宮川がつくった三角州、大湊海岸に立ち寄った。穏やかな海だった。
砂浜訪問の楽しみの一つは、砂浜ならではの植生、いわゆる海浜植物だ。大湊海岸では砂浜に無数に根を張って、アサガオのようなピンク色の花が無数に咲いていた。ハマヒルガオというらしい。
ハマヒルガオと並んで、もう一つ目立った草花がこちら。とっても便利なグーグルレンズが、セリ科のハマボウフウと教えてくれた。
幾何学的に拡がる光沢の強い葉っぱとカリフラワーのような花が特徴的でとても目を惹くハマボウフウは、おひたし、天ぷら、刺身のツマなど食用になるとのこと。葉っぱをちぎらせてもらうと、とてもいい香りがした。
風も強く潮もかかり砂に埋もれる環境で生きて行けるよう進化した彼らを見ていると、なんか力をもらえる。それぞれ個性的でどこか愛嬌がある形状なのも良い。
さて砂浜を堪能したあとは、堤防の内側にあった日保見山(ひほみやま)八幡宮へ。村の小さな社といった感じだが、応神天皇以下を祀る八幡宮と、稲荷社と水饗神社があった。
日保見山八幡宮の広場には見事に手入れされたクロマツがあった。室町時代に移植したとのいわれがある。
このクロマツにたくさんついていた着生植物(ノキシノブ?)も見事。