長命寺港にて沈みゆく夕陽を。この船、一台くらい俺のもんにならんかな~~。
最初に訪れた際、この長命寺という地名にもなっているお寺、すごく由緒のありそうな立派なお寺である割に、アクセスが非常に悪いことに違和感を持った。JR近江八幡駅からバスで数十分ゆられたところにあり、八幡山の城下町からも遠く、周囲にはほとんど何もないのだ。そこで調べてみてさもありなん。創建619年、開基は聖徳太子だというから、近江八幡に城下町ができるよりはるかに前から当地にあるわけだ。さらに当地は今でこそ陸続きだが、干拓前は大きな島だったという(→地図https://quageo.kyotrad.com/wp-admin/post.php?post=208&action=editは国立公文書館デジタルアーカイブより)。湖上交通の要所にあるわけだ。
陸からの現代の視点でみる長命寺と、湖からの古の視点でみる長命寺とでは、見方が全く違ってくる。後者の視点では、メインスポットが長命寺で、八幡山城下町やJR近江八幡駅は、内陸の不便なところに比較的新しく開拓されたエリアだ。