大福型の九州北部の山々とウエハース型の紀伊半島の山々を比べる

九州北部の山の形

阿蘇、熊本、別府、糸島など九州北部を転々と巡った。一番印象深かったのは山の景色。妙にボコボコしているのだ。各地で撮った写真を並べてみる

熊本
阿蘇
別府
宇佐
糸島

それぞれ個性あるが、モコモコといわゆる山っぽい形をした山が多く、単独で突如現れ山脈を形成していないものも多く、規則性に乏しい。例えるなら大福がポコポコ転がっているような印象。粘性が高いのか急な傾斜を持つものもチラホラ。

紀伊半島の山と比べてみる

過去に撮影した関西の紀伊半島の写真を漁ってみた。

高野町
十津川村
橋本市
野迫川村
吉野町

だいたい稜線が揃っていて、幾重にも山脈が続き、山脈はだいたい同じ方向に走っている。例えるならばウエハースが並んでいるような。アコーディオン型とでもいうか。

火山による隆起とプレート沈み込みによる隆起

九州北部の山々は火山でできたものが多く、紀伊半島の山々はプレート沈み込みにより隆起した、ということなのだろう。紀伊半島に限らず関西には火山活動でできた山はほとんどないので、今回九州北部で見た歪な(笑)、歪んだ(笑)形状の山が、急にボコっと登場する姿は目に新鮮だった。山のことをもう少し勉強してみたくなった。

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ジオトラベラー A geotraveller.

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