ランチア・イプシロンを下見し、その場で購入予約した。
Bセグメントの車って、40代男性が乗るには内外装がかわいすぎるのが多い。FIAT500とか、VWのUP!とか、スマートとか。そんな中でイプシロンは、本革シート、メーター類はモノトーンのアナログで、シックなクラシックテイストの高級感があるところがニーズにピッタリはまった。テンション爆上がりである。
「900ccの2気筒、バイクみたいなエンジンです。うるさいし乗り心地悪いですよ」
という店主の声も、ほとんど耳に入らず決めてしまった。これは後ほど少しだけ後悔することになる。
さて自動車の任意保険の契約だが、このイプシロンは並行輸入車である。
一時的に日本で売られていたクライスラー・イプシロンのランチア戻しバージョンではない。
車検証を見ると車名欄には「ランチア」(※車種が書かれてない)、型式欄には「不明」とある。
それだけに自動車保険会社のオンライン見積は、そもそも車種が選べず全滅だった。
ネットで調べると「チューリッヒ」がこの手の車も対象としてくれるらしいことを知り、電話したところ、一晩かかったが加入OKの返事があった。対人対物オンリー(無制限)で44000円也。車両保険には入れなかった。ひとまずほっとしたが、こんなところでも外車、とくに並行輸入車を維持管理するのにはひと手間かかることを経験した。