和歌山県由良町の白崎海岸。沿岸をドライブしていて、それまでは普通に茶褐色の土に木々が生えている山ばかりだったところに、突然この真っ白な巨石が海に表れて驚愕した。
白色の正体は石灰岩で、2.5億年以上前のペルム紀の化石がプレートに乗って運ばれてきて、今ここに露顕しているのだとか(→参考)。しかし石灰岩の奇岩はタイのクラビやベトナムのハロン湾でも見たけど、こんなに白くなかったぞ。
ジオパーク級の地質資源だと思う。いちおう白崎海洋公園という公園になってて、道の駅とオートキャンプ場が併設されてた。
この地層はどのくらい珍しいのかを、産総研の地質図Naviで調べてみた。
この青色のところがペルム紀の石灰岩。このあたりでも非常にレアだし、海岸沿いにあるのはここだけだ。なお日本全国を見てもほとんどなかった(カルスト地形で有名な秋吉台は同系統だった)。