熱気球の飛ぶまち、丹波亀岡

桜が開花し全国一斉に桜まつりが行われていた週末の夜、亀岡のバルーンフェスタへ行った。ずらりと熱気球が並んだ夜のイルミネーションはなかなか見事だった。この週末、当地で気球の大会も行われている。

気球の適地

気球を飛ばすにあたっての適地というのはどんな場所なのだろう?

気球は上下方向(高度)のコントロールは、バーナーを燃やしたり空気を逃がしたりすることでできるが、水平方向のコントロールはできず、風まかせの乗り物であるらしい。そこでまず、①広い敷地が必要で、これは河川敷や、使ってない期間の田畑(稲刈り後など)が要件を満たす。都市部よりは田舎の方がいいだろう。次に②安定した穏やかな風が吹く土地であることで、海岸よりも内陸部の方が適地になる。なお飛行時間帯が基本的には早朝なのは、地面が温められると上昇気流が発生するからだそう。

そこで亀岡はというと、①保津川の河川敷や田んぼが広がっており、②盆地のため風は穏やか、ということで要件を満たすようで、京都大学の気球サークルが練習場所にしている。なお亀岡市は京都市中心部から30分程度の京都の隣町だが、人口は約9万人。京都が過密化し地価高騰の中、自然に親しむ暮らしをしながら京都にも通勤通学できると若い世代からも注目されている。

ちなみに気球スポットとしては、関西では兵庫県の加西市と滋賀県の安土町~東近江市、奈良の大和郡山市あたりが有名らしい。国際バルーンフェスタは佐賀県で行われるらしい。

 

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ジオトラベラー A geotraveller.

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