過去の天気図のデータベース

近畿地方も梅雨入りしたらしい。週末のおでかけは、しばらくは天気予報とにらめっこしながらになるな。

過去のこの時期の天気を調べていたら、TENKI.JPのすごいページにたどり着いた。2015年からの毎日の天気図、気象衛星写真、雨雲レーダーなどが残されている。以下はそこから拝借した2018年から2022年の6月16日の天気図。同じ日でも日本列島上には高気圧があったり低気圧があったりするし、梅雨前線の場所もけっこう違う。日々変わるのだろうが。

もう少し広域で見れる天気図を探していたら、次はタイ気象庁のサイトにたどり着いた。以下は2022年6月16日のもの。サイトから過去データへのリンクは貼られてないものの、urlの日付のところを直接いじると10年分くらいは閲覧できた。大陸は低気圧でいっぱいだ。夏至も近づく今日この頃、さぞ熱されてるんだろうなあ。他方、小笠原沖には高気圧が。

 

以下は梅雨をもたらす太平洋高気圧について復習 (WIKIPEDIA)

赤道付近は強い日射のために暖められた海面や地上の空気が上昇し、対流圏界面まで達すると両極に向かって流れるが(ハドレー循環)、地球自転の影響を受けて次第に東寄りに向きを変え、北緯30度付近に来ると偏西風(亜熱帯ジェット気流)となり、赤道から来る空気が滞留、積もるため、地上に高気圧を形成し、余分な空気が下降気流となって海面(地表)付近に達して周囲に吹き出す。北太平洋海域の北太平洋高気圧は、夏季に最盛期を迎え、小笠原諸島方面から日本付近に張り出す。

日本列島も、太平洋高気圧(狭義には小笠原高気圧)の圏内に入れば乾燥した高温の晴天となるが、周辺部に入ると蒸し暑く、湿った気流の流入によって雷雨が起こりやすくなり、前線や、上層への寒気の流れ込みと重なると豪雨となって災害が起こる場合もある。

日本列島付近は太平洋高気圧の勢力範囲としてはむしろ周辺部に当り、この高気圧のために定常的に高温乾燥気候が持続する事は少ないが、夏期にチベット高原の上空の圏界面近くに発達するチベット高気圧が、時に西日本付近にまで伸びてくることがあり、その場合は太平洋高気圧の更に上層部に高気圧が重なる形になるので、高気圧の背が更に高くなり、しかも安定する。そのため主に西日本を中心に高温で雨の降らない状態が長続きし、深刻な干ばつ・渇水をもたらす事がある。

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自然を愛するジオグラファー、ジオトラベラー。A naturelover, a geotraveller and a bicycle lover.

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